俺的平成野球最高の試合

平成最後の今日、何か残したいなぁって思いましたので書きます

 

僕はまだ野球を見始めてまだ5,6年ぐらいの新参者ですが、そのなかでも特に印象に残ってるシーズン、及び試合について書きたいと思います

 

2014年オリックスの躍進及び

2014年クライマックスシリーズ1st ステージ第2戦 オリックスvs.日本ハム 8回裏の攻防

 

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この年(2014年)のオリックスはシーズン序盤から安定して強かったことを覚えてます

特に中継ぎの調子が非常に良く、後に最優秀中継ぎのタイトルを獲った佐藤達也をはじめ、60試合以上に投げて防御率0点台の比嘉、ロングもこなせた便利屋のマエストリ、ベテランで経験豊富な馬原、絶対的抑えだった平野、そのほかにも岸田やワンポイントの中山など中継ぎだけ見ると12球団1を争う強力なリリーフ陣を擁していました

先発も最多勝最優秀防御率のタイトルを獲ったエース金子や2桁勝った西、安定感抜群のディクソンや松葉など役者は充分でした

6月までは首位を走っていましたが、7月以降2位のソフトバンクに追い上げられ首位を明け渡してしまい、SB有力かと思われましたが8月以降両チームのゲーム差は広がることはありませんでした  そして9月終了の時点で首位SBと2位オリックスは1ゲーム差以内の大接戦で、しかも2位のオリックスにマジックが点灯する珍事も発生し(確か残り試合数の関係だったと記憶してます)、そしてレギュラーシーズン優勝をかけたSBとの10月2日の頂上決戦を迎えました(後に呼ばれる10.2決戦)

この試合細川の犠牲フライで先制したSBでしたが、7回にランナー2塁から森脇監督が執念ともいえる代打策を敢行し、2人目の代打原がしぶとくライト前にヒットを放ち同点にもちこみ試合は延長にもつれました

ですが10回に登板したマエストリが誤算で、際どいところをことごとくボールの判定をとられ3四球で満塁としてしまい、比嘉に交代しましたが松田に左中間に運ばれてしまいオリックスは優勝を逃してしまいました…

(この試合のハイライトが旧パリーグtvに残ってるので詳細はそちらをご覧ください)

シーズン2位だったオリックスクライマックスシリーズでシーズン3位だった日本ハムと対戦しました

初戦はエース金子でしたが荒れ気味の大谷翔平から打線が思うように点が取れず、金子もシーズン中のような絶対的なピッチングをすることができずに同点のまま降板し、中継ぎがつかまり初戦を落としてしまいます

負ければシーズン終了の後がなくなった2戦目、ピッチャー陣は何度も満塁のピンチを背負いますが、なんとか最少失点で切り抜け7回にヘルマンの2点適時打で3-3の同点で終盤に突入します

しかし8回に馬原が稲葉にタイムリーを打たれ、この時正直「あ、オリックス終わったな」と思いました

ですがここからドラマがまっていました

諦めないオリックスは谷元を攻めて2アウトながら1,2塁のチャンスに4番のT-岡田

球場全体からものすごい声援が送られ、テレビ越しからでも凄まじい声量でファンからの気迫のようなものが伝わってきた事をよく覚えてます

カウント1-3からの5球目

やや真ん中よりとはいえ外目のストレートに完璧にアジャストし、フルスイングしたその打球はオリックスファンの待つライトスタンド2階席に突き刺す逆転の3ランホームランを岡田は放ちました

原やヘルマン,安達らが興奮してベンチから飛び出しオリックスファン総立ちの光景をみて、こんなにも野球が面白いと思った事ありませんでした

試合も6-4でオリックスが勝利し、日本1に望みをつなぎました

 

この試合のあの場面が僕が平成における1番の名シーンだと思っています

 

僅かの差で優勝を逃し、悔しい思いをしたファンや選手たちの気持ちがあの1打に凝縮されていたような気がします

この試合及びあの年のオリックスの躍進は、自分がパリーグの野球を中心に見るきっかけにもなったので思い入れが強いです

名場面や名試合はまだまだたくさんありますが、僕はこの試合をもし見逃していたらそこまで野球に興味を示さなかったと思うのでこの試合を選ばせて貰いました

 

その後あったはずの第3戦の事は覚えてません、すいません

 

ここまでお付き合いいただきありがとうございました

これからの新しい時代に、どんなおもしろい試合が待っているのか楽しみですね

 

サムネ用

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